マンU、ビダル獲得に向け再びオファーもユーベは「ノー」か

　イタリア紙『トゥットスポルト』は27日、日本代表MF香川真司が所属するマンチェスター・Uが獲得を目指している、ユヴェントス所属のチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルに、再びオファーを出したものの断られたと報じている。

　26日にレアル・マドリードからアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを獲得したマンチェスター・U。しかしシーズン開幕前からけが人が続出しており、プレシーズンマッチではセントラルMFに一時的に香川を起用するなど、出場できる選手が限られている。このポジションでトップクラスの実力を備えるビダルの獲得は今夏最大の目標であった。

　一時は、ビダルが抱えるひざのけがの問題で獲得を断念したと報じられていたマンチェスター・Uだったが、プレミアリーグ開幕から2試合で未勝利という状況に、チームを率いるルイス・ファン・ハール監督は再びフロントに獲得を打診。ユヴェントスが興味を示しているとされるメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスや香川をトレード要員として絡めたオファーを出したことを、26日付イギリス紙『インディペンデント』が報じていた。

　しかし、セリエA開幕を控えたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督にとって、リーグ4連覇、チャンピオンズリーグでの上位進出を目指すチームのプロジェクトにおいてビダルの存在は重要であり、基本的に放出する意志はない模様。ただし、5000万ユーロ（約68億5000万円）程の断れないオファーが届いた場合のみ、移籍話が再浮上する可能性が残っている。あと残り4日となった移籍市場、ラストサプライズは起こるのか。