チャンピオンズリーグ・グループステージ第4節が5日に行われ、バイエルンとローマが対戦した。
グループステージで3連勝を収めているバイエルンは、今回の試合で勝利を収めれば首位での決勝トーナメント進出が確定。引き分けても他会場の結果によってはグループステージ突破が決まる状況で試合を迎えた。一方、ローマはここまで1勝1分1敗。前節、ホームで1-7と大敗を喫した相手に、敵地で勝利を目指した。
序盤からペースを握ったのはホームのバイエルン。中盤でボールを保持しながら攻撃を仕掛けると、18分にはペナルティーエリア内での細かいパス回しから、最後はフアン・ベルナトがシュートを放ちゴールに迫った。
ローマはカウンターでゴールを狙いにいくが、なかなかチャンスを作り出すことができない。26分には裏へ抜け出したラジャ・ナインゴランがペナルティーエリア内で倒れる場面があったものの、ホイッスルは鳴らなかった。
その後も、試合はバイエルンが支配する展開となり、両サイドを使いながらローマを自陣に押し込む。すると38分に試合が動いた。左サイドから攻撃を仕掛けると、ダヴィド・アラバが中央へ折り返す。ゴール前のフランク・リベリーが冷静に合わせてバイエルンが先制した。
後半に入ってもバイエルンが主導権を握り、ローマ陣内での戦いを続ける。そして64分、ロベルト・レヴァンドフスキの折り返しにマリオ・ゲッツェが合わせてリードを広げた。
ローマも84分にジェルビーニョの突破からチャンスを作り、最後はナインゴランがシュートを放ったが、マヌエル・ノイアーのセーブに遭い、ゴールを奪うことはできなかった。結局、ローマを相手に冷静な試合運びを見せたバイエルンが2-0で勝利。グループステージ首位通過を決めている。
【スコア】
バイエルン 2-0 ローマ
【得点者】
1-0 38分 フランク・リベリー(バイエルン)
2-0 64分 マリオ・ゲッツェ(バイエルン)