セリエA第11節が行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとヴェローナが対戦した。長友は右サイドで先発出場となった。
左足のヒラメ筋を負傷し離脱していた長友は、10月2日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のカラバフ戦以来の試合出場。リーグ戦では9月28日に行われたリーグ第5節のカリアリ戦以来の出場となった。
試合は2分、インテルは左サイドからクロスを入れると、エリア内にいた長友がヘッドで合わせるが、わずかにクロスバー上に逸れた。すると10分、カウンターを仕掛けたヴェローナは、右サイドからクロスが入ると、ファーサイドのラザロス・フリストドゥロプーロスがヘッドで折り返す。そのボールをルカ・トーニがボレーでゴールに突き刺し、ヴェローナが先制に成功する。
しかし18分、アンドレア・ラノッキアが右サイドからアーリークロスを入れると、ファーのロドリゴ・パラシオがヘッドで折り返し、中央のマウロ・イカルディが左足で合わせてゴール。インテルがすぐさま追いついた。20分に、右サイドから中に切り込んだズドラフコ・クズマノヴィッチがミドルシュートを放つが、ポストに直撃。25分には右からのCKにラノッキアが合わせるが、GKラファエウがはじき出してゴールとはならなかった。
前半はお互いが1点ずつ取り合って、1-1で折り折り返す。
後半に入って48分、スルーパスでエリア内右に抜け出したパラシオが、中に折り返すとイカルディが合わせて、ネットを揺らしリードを奪った。しかし51分、インテルはガリー・メデルがエリア内でハンドしたとの判定でPKを献上。メデルはこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、インテルが数的不利となった。PKはキッカーのトーニが右下に蹴るが、GKサミール・ハンダノヴィッチがこれをよんで好セーブ。インテルは1点リードを守った。
67分にヴェローナは、エリア内中央でボールを受けたフリストドゥロプーロスが鋭い切り返しでDFをかわしシュート。しかし、クロスバーを直撃し、ゴールとはならなかった。83分にインテルは、右からのCKにエリア内中央のネマニャ・ヴィディッチが飛び込みながらヘッドで合わせるが、枠をとらえられない。
89分、ヴェローナは、スルーパスでエリア内右に抜け出したハビエル・サビオラが、ヒールでバックパス。そこに走りこんできたニコラス・ロペスが思い切りよくシュートを放つとネットを揺らし、ヴェローナが終盤に追いついた。
試合はこのまま終了し、後半から数的不利となったインテルが、1点を守りきれずヴェローナと2-2で引き分けた。
【スコア】
インテル 2-2 ヴェローナ
【得点者】
0-1 10分 ルカ・トーニ(ヴェローナ)
1-1 18分 マウロ・イカルディ(インテル)
2-1 48分 マウロ・イカルディ(インテル)
2-2 89分 ニコラス・ロペス(ヴェローナ)