元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、ミランに所属する日本代表FW本田圭佑について言及した。イタリアメディア『Tuttomercato.com』がコメントを伝えている。
リーグ開幕から11試合連続でスタメン出場を果たし、ここまで6得点を記録している本田だが、直近4試合はノーゴールに終わっている。周囲の厳しい声に、ザッケローニ氏は「彼は元々、ゴールを量産する選手ではない」と擁護。「彼は中盤と前線を繋ぐ選手だ。今は右サイドのポジションに慣れているところだ。典型的な日本人とは対照的に、彼には人格とフィジカルが備わっている」とコメントし、心配する必要はないと主張した。
ミランは23日に行われるセリエA第12節で、DF長友佑都が所属するインテルとの“ミラノ・ダービー”を迎える。ザッケローニ氏は、「ミランは重要なスタイルを見つけようとしている。不安が少なく、より自信を持っている。それに対し、インテルはピッチでもっと自信を持たなければならない」と両チームを比較した。
さらに、第11節のフィオレンティーナ対ナポリ戦を観戦した同氏は、チャンピオンズリーグの出場権が懸かる3位争いについても言及し、「現時点では、ユヴェントスとローマに続いてナポリが有力だ」との見解を示している。