デル・ピエロ、ようやくミラン名誉会長のオファーに返事？「僕はフリーだ」

　元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロがイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長にメッセージを送った。

　ユヴェントス時代にベルルスコーニ氏からのオファーを受けていたデル・ピエロ。当時を振り返り、「最初は1992年、ユヴェントスに行く前だった。でも、当時在籍していたパドヴァのスポーツ・ディレクターが高額の移籍金を要求したんだ。そこに割って入ったのがユヴェントスだった」と明かし、「ベルルスコーニにはひとつ伝えておきたい。僕は今、フリーエージェントだ。今でも必要としてくれるなら、僕はここにいるよ」とコメント。

　先日、イタリアメディア『Sky』のインタビューで、今後の去就について「2つ、3つの興味深い話がある。そのうちの一つは現役を続ける話だ」と、現役続行の可能性を示唆していたデル・ピエロが、ユーモアに溢れた答えを返した。

　ユヴェントスとミランは、7日に行われるセリエA第22節で対戦する。ミランとは常に良いライバル関係にあったというデル・ピエロは、テニス界を例に挙げ、「（ロジャー・）フェデラーと（ラファエル・）ナダルのような関係だ。互いに勝利への執念や闘志を持ちながらも、常に敬意を払っていた」と語った。そして、今回の試合については「2－1でユヴェントスが勝つ」と勝敗を予想している。