フィオレンティーナは8日に、セリエA第22節でホームにアタランタを迎える。7日、同クラブを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が前日会見を行い、一部のメディアで報じられたシーズン終了後のミラン監督就任の噂を否定した。同日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
1月に行われたコッパ・イタリア5回戦での対戦を含め、ここまでアタランタに2連勝を飾っているフィオレンティーナ。相手チームの印象について「彼らはトリッキーなチームだ。難しい試合になるだろう。彼らを前にすれば、どんなチームも苦戦している。今シーズン我々は彼らに2勝をあげているが、彼らはリベンジを狙っているはずだ」と、警戒心を露わにした。
今シーズン終了後に日本代表FW本田圭佑が所属するミランの監督に就任すると報道されていることについては「私は25年前からサッカー界にいる。16歳の頃から移籍市場の噂の中にね」と、こういった噂が立つことには慣れている様子。
現役時代、サンプドリアやローマで幾度と無くゴールネットを揺らしてきたモンテッラ監督。選手時代を振り返り、「私は選手として、ユヴェントス、ナポリ、ミランから獲得の打診があったとされている。でもそれらのクラブでプレーすることはなかったよ。この時期の噂は単なるゴシップにすぎない」と、きっぱりと噂を否定した。
続けて「私はフィオレンティーナと長期契約(2017年に満了)を結んでいる。困難なときもあるが、今フィレンツェの町で上手くやっているんだ。自分の仕事に集中しているよ」と、現状はフィオレンティーナでの仕事に満足していると主張している。