27日、セリエAを運営するレガ・セリエAは、3月1日に予定されていたセリエA第25節のジェノア対パルマ戦を延期することを発表した。
現在パルマは深刻な財政危機にあり、前節のウディネーゼ戦が延期されたばかりである。また、26日にはAIC(イタリアサッカー選手協会)が声明を発表し、「パルマの深刻な状況について、イタリアサッカー選手協会は1部リーグ全選手の合意の上で、パルマの同僚や従業員たちに対して連帯を示すつもりだ」と、第25節全試合のキックオフ時間を15分遅らせることを発表していた。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、パルマの主将を務めるDFアレッサンドロ・ルカレッリのコメントを伝え、同選手は「僕らはジェノア戦でプレーしない。今はプレーできる環境にない。FIGC(イタリアサッカー連盟)は延期を発表するだろう。そうでなければストライキを起こす」と、現在クラブが置かれている状況を説明し、試合が延期されることを示唆していた。
なお今のところ、振替日程は発表されていない。