カリアリの裁判所は、サンプドリアに所属する元カメルーン代表FWサミュエル・エトオに対し、未納分と毎月の養育費を支払うように命じたと、3日付けのイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト」が報じた。
同紙によると、エトオが元恋人であるアンナ・バランカさんと出会ったのは、彼女が19歳の頃。その後、エトオはコートジボワール人の女性と結婚し、4人の子どもをもうけている。しかし、現在12歳になるアンナさんの娘アニーがDNA鑑定の結果、エトオの娘であることが判明。同選手は月3000ユーロ(約40万円)の養育費を払っていたという。
ところがエトオの年俸が高騰すると、アンナさんはより高額な養育費を要求。現在エトオは、元々の養育費すら払っていないようで、アンナさんは「彼は払うことを放棄している。これは娘と娘の将来のための闘い。お金のために闘っているわけではないの。弁護士は1万ユーロ(約130万円)ではなく、3万ユーロ(約390万円)を要求するように助言してきたんだから」と主張している。
裁判所は、エトオに未納分の45万ユーロ(約6000万円)と毎月1万ユーロの養育費を支払うように命じたが、アンナさんは「まだこのお金はもらえるか分からないわ。彼がさらに訴えてくるかもしれないし、可能なら支払いたくないはずよ」と語っている。
さらに、イタリア通信社『ANSA』に対して「私が本当に求めているのは、彼と会談の場を設けること。それが叶うまで求め続けるわ。もし、記者が同席していたとしても、彼が会ってくれるのなら私は受け入れる」と話している。