セリエA第35節が9日に行われ、ユヴェントスとカリアリが対戦した。
前節、ユヴェントスはサンプドリアに勝利を収めて4シーズン連続31回目のリーグ優勝を決めた。勢いそのまま5日に行なわれたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝ファーストレグのレアル・マドリード戦にも2-1で勝利し、12年ぶりの決勝進出に一歩近づいている。この日はフランス代表MFポール・ポグバが3月18日のドルトムント戦以来、約2カ月ぶりに先発メンバーに復帰。多くの選手をターンオーバーして迎えた。
最初に決定機を作ったのはカリアリ。17分、左サイドからゴッドフレッド・ドンサーが持ち上がり、中央のドゥイェ・チョップへパスを送ると、落としたボールを受けたジエゴ・ファリアスがシュートを狙ったが、枠を捉えることは出来なかった。
なかなか得点が動かないこの試合。37分、ユヴェントスは中盤やや左の位置でボールを受けたキングスレイ・コマンが、中央に切り込んでミドルシュート。しかし、ここは枠の上に外れてしまう。
さらに39分、左サイドからクロスが上がるとポグバが胸トラップからボレーシュート。しかし、ここもクロスバーの上に外れ、得点には至らない。
ここでようやくスコアが動く。45分、コーナーキックの流れからペナルティエリア左でポグバがボールを受ける。中央にターンしてミドルシュートを放つと、これが相手DFに当たりゴールイン。ユヴェントスが先制に成功した。ポグバは復帰後いきなりの得点となった。
後半に入ると、ユヴェントスはさらに主力の温存を図る。59分にゲーム・キャプテンを務めたクラウディオ・マルキージオを下げ、ステファノ・ストゥラーロを、63分にはポグバを下げて、パオロ・デ・チェリエを投入する。
85分、カリアリは左サイドでFKを獲得すると、クロスボールをファーサイドのルカ・ロッセッティーニがヘディングシュート。一度は左ポストに弾かれたが、こぼれ球を詰めて同点ゴールを奪った。
このまま試合は終了し、1-1のドローに終わった。
次節、ユヴェントスは敵地で日本代表DF長友佑都が所属するインテルと対戦する。
【スコア】
ユヴェントス 1-1 カリアリ
【得点者】
1-0 45分 ポール・ポグバ(ユヴェントス)
1-1 85分 ルカ・ロッセッティーニ(カリアリ)