セリエA第35節が10日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはアウェーでラツィオと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。試合後、チームを率いるロベルト・マンチーニ監督がイタリア・メディア『Rai』のインタビューに応えている。
長友が、第22節のパレルモ戦に出場して以来、13試合ぶりの試合復帰を果たした。この交代についてマンチーニ監督は「長友をピッチに送ったのは、(ダニーロ・)ダンブロージオが警告を受けていたから。それと、(フェリペ・)アンデルソンのスピードに対抗でき、攻撃で危険なプレーをもたらす選手が必要だった」と述べ、前半にDFダニーロ・ダンブロージオが警告を受けていたという点と、ラツィオのMFフェリペ・アンデルソンを抑えるため、さらに攻撃的に出るための交代だったと明かした。
また、FWマウロ・イカルディのPK失敗を振り返り「PKは間違える可能性があるもの。それよりもその前と後に築いた多くのチャンスをしっかりと決めなければならなかった。ボールをつなぎ、チャンスを作っていたので、我慢しなければならなかった」と、それ以前のチャンスで決めきれなかったことを反省点として挙げている。
ヨーロッパリーグ出場権圏内の5位フィオレンティーナとは勝ち点3差となった。EL出場権獲得も見えてきたが、これについては「ヨーロッパリーグに行けるかどうかは分からないが、行けるかどうかで我々の未来が変わることはない。まだまだ多くの修正点があるが、それでもこの数カ月は、選手個々のクオリティーのおかげで良くなってきた」とコメントし、チームの成長に手応えを感じているようだ。
次節、インテルはアウェーで王者ユヴェントスと対戦する。