決勝点を決めたヤンガ・エムビワ(右) [写真]=Getty Images
セリエA第37節が25日に開催され、ラツィオとローマによる“ローマ・ダービー”が行われた。
チャンピオンズリーグのストレートインを巡り、直接対決となった両チーム。2位のローマは直近の10試合で5勝2分け3敗と不安定なシーズン終盤を送っている。一方、3位のラツィオは20日にコッパ・イタリア決勝を戦い、中4日でダービーを迎えることとなった。
開始早々にビッグチャンスを迎えたのはラツィオ。5分、相手のクリアミスを拾ったアントニオ・カンドレーヴァが左サイドからクロスボールを送ると、ファーサイドに飛び込んだミロスラフ・クローゼがヘディングシュート。しかし、ここはわずかに枠の右に外れて先制とはならなかった。
その後もラツィオが主導権を握ったが、スコアレスのまま前半を折り返す。
後半立ち上がりの48分、またしてもラツィオが相手ゴールに迫る。ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾ったドゥシャン・バスタがミドルシュートを放ったが、ボールは左ポストの横に外れてしまう。
勝って2位を確定させたいローマは、61分にフランチェスコ・トッティを下げて、ビクトル・イバルボを投入。さらに68分には負傷のセイドゥ・ケイタを下げて、ミラレム・ピアニッチをピッチに送り込む。
試合が動いたのは73分。ローマがチャンスを作ると、ペナルティエリア右の深い位置まで持ち込んだイバルボがマイナスの折り返し。これをゴール前に飛び込んだフアン・イトゥルベが押し込み先制に成功する。
追いつきたいラツィオは、76分にステファノ・マウリを下げてフィリップ・ジョルジェヴィッチを投入。するとこの交代が見事に的中する。82分、左サイドのフェリペ・アンデルソンが右足でクロスを上げると、ファーサイドのクローゼが頭で折り返し、ジョルジェヴィッチがヘディングシュート。これがネットを揺らし、ラツィオが試合を振り出しにした。
しかし、直後の85分にスコアが動く。ローマが右サイドでFKを獲得すると、ピアニッチのクロスに合わせたのはマプ・ヤンガ・エムビワ。ボールはゴール左隅に決まり、ローマが再びリードを手にする。
このまま試合終了のホイッスルを迎え、ローマが2-1でラツィオを下した。この結果、ローマの2位が確定し、CLストレートインの権利を獲得した。一方、敗れたラツィオは最終節で4位のナポリとCL出場権を争うこととなった。
最終節、ラツィオは敵地でナポリと、ローマはホームでパレルモと対戦する。
【得点者】
0-1 73分 フアン・イトゥルベ(ローマ)
1-1 82分 フィリップ・ジョルジェヴィッチ(ラツィオ)
1-2 85分 マプ・ヤンガ・エムビワ(ローマ)
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