38歳トッティ、通算300ゴール達成も「勝ち点3が欲しかった」

トッティ

通算300ゴールを達成したトッティ [写真]=Getty Images

 ローマに所属する元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、20日に行われたセリエA第4節のサッスオーロ戦でゴールを挙げ、同クラブでの公式戦通算300得点を達成した。試合後、自身の公式HPで記録についてコメントしている。

 試合は22分にサッスオーロが先制。FWグレゴワール・ドゥフレルがドリブルで切り込みエリア外右から左足のミドルシュートをゴール右下に決めた。トッティが偉大な記録を達成したのは36分。相手GKのパスミスをカットしたMFミラレム・ピアニッチからゴール前のトッティにボールが渡ると、振り向きざまにシュートを流し込み同点弾を奪った。

 その後44分にFWマッテオ・ポリターノにゴールを許したローマは、49分にFWモハメド・サラーがエリア外から豪快なボレーでゴールネットを揺らし再び同点に。しかしそこから逆転弾を奪うには至らず2-2の引き分けで試合を終え、3連勝を逃している。

 38歳で大きな記録を打ち立てたトッティは、「300ゴールは素晴らしい数字で、とても重要なものだね。でも僕は勝利と勝ち点3を欲していた」と、記録よりもチームの勝利を望んでいたとコメント。

 そして、「サッカーでは、個人の記録よりも集団としての目標が常に重要視されなければならない。僕はローマが勝利を収めた時だけ、本当に満足できる」とつづり、引き分けに終わったことに悔しさをのぞかせている。

 なおローマは次節、23日に敵地でサンプドリアと対戦する。

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