セリエA第8節が17日に行われ、トリノと日本代表MF本田圭佑が所属するミランが対戦した。
ミランは代表ウィーク前に行われた第7節でナポリに0-4と大敗を喫し、現在11位と今シーズンも苦戦。同試合後にクラブやメディアへの不満を主張したことが問題となっている本田はこの日もベンチスタートとなり、3戦連続でスタメンを外れた。そのミランをホームに迎えるトリノは、前節カルピ相手に不覚を取ったものの、4勝1分け2敗で5位と好位置につけている。
試合は、両チームとも決定的なチャンスを作ることができず膠着状態が続く。ミランは24分、リッカルド・モントリーヴォがペナルティエリア手前中央で左足を振り抜くと、シュートはゴール右隅を突くが、GKダニエレ・パデッリに弾き出された。前半はこのままスコアレスで折り返す。
試合が動いたのは後半63分、エリア内左に抜け出したアンドレア・ベルトラッチがマイナスの折り返しを供給。中央のカルロス・バッカがワントラップから右足を振り抜き、シュートをゴール左に突き刺した。しかし73分、トリノが追いつく。アンドレア・べロッティの胸トラップでの落とを受けたダニエレ・バセッリが、エリア内右でシュートを放ち、ゴール右隅に沈めた。
ミランは88分、アレッシオ・チェルチに代えて、本田を投入。本田は3試合ぶりの出場となった。だが試合はこのまま終了。ミランは先制するが、トリノに同点ゴールを喫し、1-1の引き分けで終わった。ミランは3試合勝利なし。トリノも2試合白星が遠ざかる結果となった。
次節、トリノは25日に敵地でラツィオと、ミランは同日にホームでサッスオーロと対戦する。
【スコア】
トリノ 1-1 ミラン
【得点者】
0-1 63分 カルロス・バッカ(ミラン)
1-1 73分 ダニエレ・バセッリ(トリノ)