セリエA第24節が7日に行われ、日本代表MF本田圭佑が所属するミランとウディネーゼが対戦した。
3連勝を狙うミランは前節から2人を入れ替え。DFクリスティアン・サパタに代わってDFアレックスが先発復帰し、負傷のジャコモ・ボナヴェントゥーラの代役にユライ・クツカを左サイド、中盤にアンドレア・ベルトラッチが起用された。本田は右サイドでリーグ戦8試合連続のスタメン出場を果たしている。一方のウディネーゼは前の試合から7選手を入れ替え、6試合ぶりの白星を目指す。
試合が動いたのは17分。右サイドから攻撃を展開したウディネーゼはエデニウソンがエリア内のエマニュエル・アギェマン・バドゥにパス。これを受けたバドゥがマイナスで折り返し、走り込んだシリル・テレオーが右足ダイレクトで狙う。このシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマが好セーブで弾き出すと、こぼれ球に詰めたズドラヴコ・クズマノヴィッチのヘディングを再びドンナルンマがセーブ。しかし最後はパブロ・アルメロが左足で押し込んだ。
1点を追うミランは25分、エリア手前左寄りの位置で得たFKをエムバイェ・ニアンが直接狙ったが壁に阻まれ、こぼれ球を拾ったベルトラッチのミドルシュートは枠の右に逸れた。続く33分にはニアンが蹴った右CKをニアサイドのルカ・アントネッリが頭ですらし、ファーサイドのカルロス・バッカがヘディングで押し込んでネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められない。
ミランは敵陣に押し込む時間が続いたものの決定的なチャンスを作るまではいたらず、前半はウディネーゼが1点をリードして折り返す。
打開を図るミランはハーフタイムにクツカを下げてマリオ・バロテッリを投入した。すると48分、カウンターからバッカのスルーパスでエリア内左に抜けだしたニアンが左足でゴール右隅に決め、ミランが同点に追い付いた。
逆転を目指すミランは62分、ニアンに代えてケヴィン・プリンス・ボアテングをピッチへ送り出す。対するウディネーゼも63分、フランチェスコ・ローディを下げてギリェルメを投入した。
選手交代の直後にチャンスを作ったのはミラン。左CKからバロテッリがクロスを入れると、バッカがヘディングで合わせたがシュートはわずかに枠の右に逸れた。75分には本田がエリア手前右で倒されて得たFKをバロテッリが直接狙ったが、低い弾道のシュートはGKにキャッチされた。
82分にもミランにチャンス。細かいパス交換でエリア内に攻め込むと、エリア内中央で混戦から抜け出したベルトラッチが右足を振り抜いたが、シュートはクロスバーを叩き、得点とはならない。
後半は終始ミランが押し込む展開となったが、最後まで逆転ゴールを奪うことができず、試合は1-1のままタイムアップを迎えた。
次節、ミランは14日にジェノアと、ウディネーゼも同日にボローニャと、それぞれホームで対戦する。
【スコア】
ミラン 1-1 ウディネーゼ
【得点者】
0-1 17分 パブロ・アルメロ(ウディネーゼ)
1-1 48分 エムバイェ・ニアン(ミラン)