去就は試合内容次第…ミラン副会長、新指揮官に忠告「冒険続行を願う」

ガッリアーニ

ブロッキ新監督の就任会見に同席したガッリアーニ副会長 [写真]=Getty Images

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長が、クリスティアン・ブロッキ新監督の就任会見に同席。「内容が悪ければ、プリマヴェーラ(下部組織)の指揮官に戻ることになる」と語った。イタリアメディア『Tuttomercatoweb.com』が13日に会見の内容を伝えている。

 ブロッキ新監督の就任については、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が以前から画策していたと報じられている。一方、同監督の就任に肯定的ではなかったとされるガッリアーニ副会長は「我々全員が、クリスティアンのトップチームでの冒険が続くように願っている。しかし、そうでなければ、彼はプリマヴェーラの指揮官に戻ることになる。いずれにしろ、ミランには留まるがね」とコメント。ブロッキ監督が来シーズンも指揮官の座に留まることができるかどうかは、セリエAの残り6試合次第で決まると明かした。

 そしてガッリアーニ副会長は「トップチームに留まることができるかどうかは、サッカーの内容次第だ。ベルルスコーニ名誉会長は、試合に敗れた時ではなく、内容が悪い時に不満を感じている。我々のクラブにとってサッカーの内容は決定的な要素なんだ。だから我々はクリスティアンを選択した」と続け、ミランが哲学とする“ベル・ジョーコ(美しいサッカー)”を取り戻すことが重要なミッションであると話している。

 ミランはセリエA第32節終了時点で勝ち点49で6位。ヨーロッパリーグ出場圏内の5位フィオレンティーナとの勝ち点差は「7」となっている。次節は17日、サンプドリアとのアウェーゲームに臨む。

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