セリエA第34節が20日に行われ、ジェノアと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが対戦した。
現在4位のインテルはチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得となる3位ローマを勝ち点差4で追いかけている。ローマがここ2試合白星から遠ざかっている一方、インテルは前節、2位ナポリとの大一番を制して2連勝を飾るなど調子は上向き。CL出場権奪取に向け、敵地で勝ち点3獲得を目指す。長友は2試合ぶりに先発を外れ、ベンチスタートとなった。
試合は序盤から両チームともにシュートまで持ち込む。3分にジェノアのスソがシュートまで持ち込むと、直後の4分にはインテルにチャンス。右CKの流れから、エリア内左のミランダがクロスを供給する。イヴァン・ペリシッチがヘディングシュートを放ったが、ここはGKエウジェニオ・ラマンナが横っ飛びで好セーブを見せた。セカンドボールを拾ったマルセロ・ブロゾヴィッチがシュートを放ったが、枠の上に外れてしまった。
インテルは28分、右サイドを突破したロドリゴ・パラシオのクロスから、マウロ・イカルディがヘディングシュート。しかし、ここは戻っていたエセキエル・ムニョスがヘディングでクリアした。さらに35分、中盤でFKを獲得するとブロゾヴィッチのクロスをペリシッチがヘディングで合わせたが、ここもGKラマンナに防がれてしまった。
前半終了間際にはジェノアも決定機を迎えたが、GKサミール・ハンダノヴィッチがビッグセーブで得点を許さずにスコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半はホームのジェノアが相手ゴールに迫る。66分、前線でロングボールを受けたレオナルド・パヴォレッティが右サイドへスルーパス。ルカ・リゴーニが右足シュートを放ったが、ここはゴール左に外れてしまった。
スコアが動いたのは77分。ジェノアが左CKを獲得すると、ムニョスとパナギオティス・タフツィディスがヘディングでつなぐ。最後はセバスティアン・ドゥ・マイオが右足で合わせ、待望の先制点を奪った。
続く87分、エリア手前右でパスを受けたクリスティアン・アンサルディが切り返しから左足シュートを放ったが、ここはGKハンダノヴィッチがなんとかしのいだ。
結局、インテルは同点に追いつくことができず、0-1でジェノアに敗れた。これでリーグ戦3試合ぶりの黒星となり、CL出場権獲得が難しくなった。
次節、ジェノアは24日に敵地でボローニャと、インテルは23日にホームでウディネーゼと対戦する。
【スコア】
ジェノア 1-0 インテル
【得点者】
1-0 77分 セバスティアン・ドゥ・マイオ(ジェノア)