クロトーネをクラブ史上初のセリエA昇格に導いたイヴァン・ユリッチ監督が今シーズン限りで退任することが決定的となった。イタリアメディア『Sportitalia』が11日に報じている。
同メディアによると、ユリッチ監督はクロトーネ退団の意向をクラブ側に伝えた模様。同監督は今シーズン終了後、ジェノアの指揮官に就任するとの見方が強まっている。
ユリッチ監督は1975年生まれの40歳。選手時代はハイドゥク・スプリトやセビージャ、クロトーネ、ジェノアなどでプレーし、クロアチア代表としても活躍した。現役引退後は古巣ジェノアのプリマヴェーラ(下部組織)やインテル、パレルモなどでコーチを務め、今シーズンから古巣クロトーネの指揮を執っている。就任1年目にしてクラブ史上初のセリエA昇格を成し遂げ、来シーズンは古巣ジェノアの指揮官に就任することでステップアップを果たすようだ。
なおクロトーネ指揮官の後任についてイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、現在レガ・プロ(3部)のCブロックで2位につけるフォッジャのロベルト・デ・ゼルビ監督が有力と報じている。