レアル・マドリードは21日、ユヴェントスに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタの買い戻しオプションを行使し、同選手を復帰させることが決まったと発表した。
モラタは2014年6月にレアル・マドリードからユヴェントスへ加入した。移籍に際してレアル・マドリードは、2015-16シーズン開幕前、あるいは2016-17シーズン開幕前の夏に同選手を買い戻すことができるというオプション契約を結んでいる。今回の復帰は同オプションを行使した形。金額は公表されていないが、複数メディアが3000万ユーロ(約36億4000万円)と報じている。
なお今回の発表では、モラタは「プレシーズンからトップチームに合流し、ジネディーヌ・ジダン監督の指揮下に入る」と伝えられている。ただ、同選手は買い戻し時よりも高額の移籍金で他クラブへ放出されることが有力視されており、17日付のイギリス紙『London Evening Standard』は、チェルシーが補強ターゲットの最上位に据えていると報道。所属元のユヴェントスが“再獲得”を目指していることも併せて伝えられている。
また以前の報道では、アーセナルやパリ・サンジェルマンなどの関心も伝えられており、争奪戦の様相を呈している。
現在23歳のモラタは、今シーズンのセリエAで34試合出場7ゴール、チャンピオンズリーグでは8試合出場2ゴールを記録。現在はスペイン代表の一員としてユーロ2016に出場しているが、今後の動向に注目が集まる。