FW補強難航のアトレティコ、ミランのエースに照準か…バッカ獲得へ

バッカ

今季のセリエAで18ゴールを挙げたバッカ [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードが、日本代表FW本田圭佑のミランに所属するコロンビア代表FWカルロス・バッカの獲得を画策しているようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が28日に報じている。

 同紙によると、アトレティコ・マドリードは今夏の移籍市場で前線の選手補強を目指して複数の候補を挙げながら、獲得交渉が難航。チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタやナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン、パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニらがターゲットとなっていたが、いずれも加入が難しい見通しとなったようだ。

 そして今回、アトレティコ・マドリードが補強候補に挙げたのがバッカだった。報道によると、同選手の移籍金は2600万ユーロ(約29億6000万円)から3000万ユーロ(約34億1000万円)程度と見られている。スペインのラジオ局『カデナ・セル』によれば、バッカの名前は補強リストの最上位にあるという。

 なお、バッカについては複数クラブからの関心を報じられている。スペインのサッカー専門誌『Don Balon』電子版が23日に報じたところによれば、レアル・マドリードが同選手の代理人とすでに接触。数日中にもオファーが提示される見通しとのことだった。また、5月30日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、バッカはウェストハムから移籍金2000万ユーロ(約22億7000万円)でのオファーを提示されたものの、ミランが断りを入れたと伝えられている。

 バッカは1986年生まれの29歳。昨シーズンはセビージャでリーガ・エスパニョーラ37試合出場20ゴールを記録し、昨年夏にミランへ移籍した。今シーズンはセリエAで全38試合に出場してチームトップの18ゴールを記録。今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリード加入が決まった場合、2年ぶりのリーガ・エスパニョーラ復帰となる。

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