日本代表FW本田圭佑が所属するミランが、ユヴェントスのイタリア代表FWシモーネ・ザザの獲得に向けて関心を示していることがわかった。イタリアメディア『メディアセット』が25日に報じている。
ミランは今夏の移籍市場で、コロンビア代表FWカルロス・バッカがチャンピオンズリーグ出場権を持つクラブへの移籍を希望。退団が有力視されている。2015-16シーズンのセリエAで18ゴールを記録した同選手の後釜として、ミランはザザの獲得を検討しているという。
当初、ミランの補強候補にはジェノアのイタリア代表FWレオナルド・パヴォレッティが挙がっていた。同選手の移籍オペレーションには、2015-16シーズンにジェノアへレンタル移籍で加入していたスペイン人MFスソの譲渡が含まれていたが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が放出を拒否。移籍交渉は中断されていた。
指揮官の意向もあり、ミランはパヴォレッティではなくザザの獲得に動くと予想されている。ザザについてはレスターなど国外のクラブからの関心も伝えられているものの、本人はイタリアに留まることを望んでいる模様。ローマとナポリも獲得に興味を示しているが、ミランが争奪戦をリードしているようだ。ミランはバッカを放出後、ザザの獲得に本腰を入れる見込み。完全移籍へ移行する買い取りオプション付き、もしくは完全移籍での買い取りが義務付けられたレンタル移籍を目指すと予想されている。
ザザは1991年生まれの25歳。2013年からサッスオーロでプレーし、昨シーズンはセリエAで31試合出場11ゴールを記録した。昨年7月にユヴェントスへ移籍。今シーズンは19試合出場5ゴールを記録した。イタリア代表の一員としてユーロ2016にも参戦し、準々決勝までの全5試合中3試合に出場した。