中国企業グループへの株式売却に動いているミランだが、交渉はうまく進んでいないようだ [写真]=Getty Images
日本代表MF本田圭佑が所属するミランの買収に動いている中国企業グループが、15日間の交渉延期を求めたようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
先日から報じられてきたミランの株式売却交渉。中国企業グループにクラブを売却し、その代わりに大きな資金が得られるという見込みだった。
シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長もその取引を認めており、すでに交渉は合意に至っていると見られていた。そのため、今夏の移籍市場でミランは大きなお金を使える可能性が高いとも言われていたのだが、どうやらそううまくは行かないようだ。
ミラン買収に動いている中国企業グループは、交渉を2週間延期させることを通告したという。これは中国国内での手続きに関する問題によるものだと言われており、別の国に大きな資金を移動する際には時間がかかると説明されている。
ただ、同じ街に本拠地を置く日本代表DF長友佑都所属のインテルが交渉をかなり速やかにまとめたことを考えれば、そう単純な話ではないとも推測されている。
いずれにせよ、これによってミランが投資を得られるのは早くても8月中旬、遅くなれば今夏の移籍市場に間に合わない可能性もある。
事実上、現在のマーケットでミランの動きは停滞しており、コロンビア代表FWカルロス・バッカを売却しなければ他の選手を獲得できない形になっていると伝えられている。
(記事提供:Qoly)
By Qoly