ピルロ(右)はユヴェントスでポグバ(左)と3シーズンともにプレーした [写真]=Getty Images
MLS(メジャーリーグ・サッカー)のニューヨーク・シティFCに所属する元イタリア代表MFアンドレア・ピルロが、元同僚のマンチェスター・Uに所属するフランス代表MFポール・ポグバがユヴェントスに加入した2012年当時のことについて語った。13日付のイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在23歳のポグバは2012年にマンチェスター・Uからユヴェントスにフリートランスファーで加入。当時、同クラブを率いていたコンテ監督の指導の下で才能を開花させ、移籍1年目の2012-13シーズンはセリエAで27試合出場5ゴールを記録。バルセロナやレアル・マドリードといった複数のビッグクラブがすぐに関心を示すほど、強烈なインパクトを与えた。そして今夏、歴代最高額の移籍金1億500万ユーロ(約119億3000万円)で古巣マンチェスター・Uへの復帰が決定した。
ユヴェントス時代にポグバと3シーズンともにプレーしたピルロは、「ポグバがユヴェントスで最初のトレーニングに参加した時、選手たちは笑っていたよ」と、加入した当初のことを話し始めた。
「明らかに素晴らしい能力を持ったこんな選手が、フリーでマンチェスター・Uを離れるなんて、全く信じられなかったから笑っていたんだ。ユヴェントスはいまだに笑いが止まっていないと思うよ。今でもあの日のことは覚えている。彼は若かったけど、僕たちにはスペシャルに見えたね」
また、ユヴェントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンとのエピソードにも言及。「ドレッシングルームに歩いて戻る時に、ジャンルイジ・ブッフォンが笑いながらこう言ったんだ。『彼ら(マンチェスター・U)は本当にポグバをタダで放出したのかい?』とね」と、ユヴェントスの選手たちも驚きを隠せなかったようだ。
ポグバがマンチェスター・Uへの復帰を果たしたことについては「ユヴェントスが彼を放出したかったとは言わないけど、上手く物事は進んだと思う。ポグバはフリーで契約を結んで、いくつものタイトルをもたらした。そして9000万ポンドもの移籍金で売ることができたんだからね。ユヴェントスは大きなものを手に入れたよ」とコメント。ユヴェントスにとっては、金銭的にも戦力的にも大きな利益があったと主張した。
さらに、ポグバの今後について、「彼はすでに若手選手の中ではベストだ。世界一になるのもそう遠くはないと思う。メッシとC・ロナウドが席巻してきたが、新たなキングが誕生する日も近いよ」と話し、世界一の選手になりつつあると明言した。
By サッカーキング編集部
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