ザッケローニ氏(左)が本田所属の古巣ミランについて語った [写真]=VCG via Getty Images
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、古巣であるミランの選手補強について見解を語った。同氏はイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の『ミラノ&ロンバルディーア』版のインタビューに応じている。
ザッケローニ氏は「このミランは未完成であることに疑いはない。昨シーズンのチームとほとんど変わっていないね。しかし(アドリアーノ)ガッリアーニ副会長は、どのポジションを補強すべきかを心得ているはずだ。私はそう思う」と述べ、以下のように続けた。
「新加入の(ホセ)ソサが批判を受けているが、獲得の成否はピッチ上で決まるものだ。(ヴィンチェンツォ)モンテッラ監督はミランにとってうってつけの人物だと思う。彼の戦術に関する考えを浸透させるためには、何かしらのプラスアルファが必要だろうけどね」
「ミラノの街は結果を得ることに慣れている。だが今シーズンは、サポーターを多少たりとも熱狂させるためには、良いスタートを切るだけで十分であろう。日曜日のトリノ戦(21日のセリエA第1節)は、輝くようなものを期待してはいない。それよりも、ゆっくりと進むプロジェクトをサポーターが信じ、支持するようにして欲しい。難しいことかもしれないけどね。この数年、ミスをしてきたのだから」
ミランは今夏、中国企業グループへのクラブ売却交渉が難航した影響もあり、選手補強で大きく出遅れた。パラグアイ代表DFグスタヴォ・ゴメスとアルゼンチン代表DFレオネル・バンジョーニ、セリエB得点王のFWジャンルカ・ラパドゥーラ、アルゼンチン人MFホセ・ソサを獲得したものの、ビッグネームと呼べる選手の補強は実現していない。
By サッカーキング編集部
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