長友(左)は開幕戦でフル出場したが、チームは黒星発進となった [写真]=Getty Images
セリエA第1節が21日に行われ、キエーヴォと日本代表DF長友佑都の所属するインテルが対戦した。長友は左サイドバックで先発出場となった。
昨シーズン4位のインテルは今夏、中国の蘇寧ホールディングスへ経営権を売却。しかしその一方で2014年11月から2度目の指揮を執っていたロベルト・マンチーニ監督との関係が悪化し、新シーズン開幕前に契約解除となった。新指揮官にはフランク・デ・ブール監督を招へいし、新体制で昨シーズン9位キエーヴォとのセリエA開幕戦を迎えた。
インテルは16分、エデルがペナルティエリア手前中央でパスを受けて右足を振り抜くと、ミドルシュートはゴール左隅を捉えるが、相手GKの好セーブに遭う。直後のCKの流れから、エリア内でダニーロ・ダンブロージオとアンドレア・ラノッキアが立て続けにシュートを放つが、相手の体を張った守備に阻まれた。
一方のキエーヴォは40分、リッカルド・メッジョリーニがルーカス・カストロのスルーパスで抜け出し、エリア手前中央で左足シュート。だがこれはわずかに枠の右に外れた。前半はスコアレスで折り返す。
後半開始直後の49分、キエーヴォが均衡を破る。エリア内左に抜け出したファブリツィオ・カッチャトーレがマイナスの折り返し。中央で受けたヴァルテル・ビルサが切り返しで相手DF2人をかわして右足シュートを放ち、ゴール左隅に決めた。
反撃したいインテルは61分、アントニオ・カンドレーヴァを下げてイヴァン・ペリシッチを投入。長友が右サイドに移り、ペリシッチが左サイドに入った。66分にはエリア右脇で得たFKから、新加入のエベル・バネガが鋭いクロスを入れるが、味方に合わず、得点には至らない。
すると81分、キエーヴォが決定的な追加点を挙げる。エリア手前左でボールを受けたビルサが、左足でのキックフェイントから右足を振り抜く。正確なシュートは枠の右下隅を捉え、GKサミール・ハンダノヴィッチも動けないまま、ゴールネットを揺らした。
最後までゴールを狙ったインテルだったが、ノーゴールに終わり、0-2で敗戦。デ・ブール新体制は黒星スタートとなった。なお、長友はフル出場している。
By サッカーキング編集部
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