ガットゥーゾ氏がピサの指揮官への復帰を表明 [写真]=Corbis via Getty Images
元イタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が9月1日、セリエBに所属するピサの指揮官に復帰する意向を表明した。
ガットゥーゾ監督はイタリアメディア『50 Canale』のインタビューに応じ、「(ピサの)パブロ・ダーナ会長に感謝したい。戦いにおびえることなどない。これからはトレーニングに取り組んでいかなければならない。注意を払ってハードワークをしていく」と決意を明かしている。
ガットゥーゾ氏は昨年夏、レーガ・プロ(イタリア3部リーグに相当)に所属するピサの指揮官に就任し、2年契約を締結。昨シーズンは就任1年目にして昇格プレーオフを制し、セリエB昇格に導いた。
しかし、ガットゥーゾ氏とクラブ側の方針をめぐる対立が表面化。昇格決定直後には一度は辞任危機を回避したものの、7月31日に辞任を表明することとなった。同氏の辞任を受け、ジャンルカ・コロンネッロ氏がプリマヴェーラ(下部組織)の指揮官からトップチームに内部昇格していたが、8月26日に解任された。
指揮官不在となったピサは8月27日にセリエB第1節のテルナーナ戦に臨む予定となっていたものの、約500人のサポーターがピサ駅を占拠。クラブをドバイの投資グループに売却するように訴えていた。騒動を受け、リーグ側は同試合の開催を9月7日に延期することを決定している。
紆余曲折を経て、ピサの指揮官に復帰することとなったガットゥーゾ氏。混乱の中、セリエBでの新シーズンに臨む。
By サッカーキング編集部
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