セリエA第3節が11日に行われ、ペスカーラと日本代表DF長友佑都のインテルが対戦。長友はベンチスタートだった。
開幕2試合を終えて1分け1敗と勝利がないインテル。敵地に乗り込んだ今節、先発メンバーにはGKサミール・ハンダノヴィッチやジェイソン・ムリージョ、ガリー・メデル、マウロ・イカルディらが名を連ねた。新加入のジョアン・マリオも先発出場し、新天地でのデビューを果たしている。
インテルは35分、ペナルティーエリア手前でパスを受けたエベル・バネガがミドルシュート。相手GKが弾いたところにメデルが詰めたが、またも阻まれてゴールネットを揺らすことはできなかった。対するペスカーラは42分、カウンターからヴァレリオ・ヴェッレが決定機を迎えたが、右サイドからのクロスに合わせたシュートはクロスバーを直撃。均衡を破るには至らない。前半はスコアレスで終了した。
0-0で迎えた後半、先制に成功したのはホームのペスカーラだった。62分、ジャン・クリストフ・バエベックがペナルティーエリア右手前からの浮き球のパスに反応すると、ファーサイドでフリーとなり、左足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。
![バエベックがゴールを決め、ペスカーラが先制した [写真]=Getty Images](https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/09/GettyImages-602990940.jpg)
バエベックがゴールを決め、ペスカーラが先制した [写真]=Getty Images
先制を許したインテルは75分、3選手を同時に交代。ロドリゴ・パラシオとステヴァン・ヨヴェティッチ、エデルをピッチに送り出し、状況の打開を図る。
すると2分後、同点ゴールが生まれた。右サイドでボールを持ったバネガのクロスにイカルディが飛び込み、ヘディングシュートをゴール左隅へ突き刺した。
1-1の同点となり、終盤は互いに攻め合う激しい展開となった。インテルは後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内での競り合いを制してフリーとなり、右足シュートをゴール左隅へ決めた。
![イカルディ(右)が劇的な逆転ゴール [写真]=Inter via Getty Images](https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/09/GettyImages-602993768.jpg)
イカルディ(右)が劇的な逆転ゴール [写真]=Inter via Getty Images
試合は2-1で終了。77分からイカルディが2ゴールを決めて逆転を果たし、インテルが今シーズン初勝利を抑えた。なお、ベンチスタートの長友に出場機会はなかった。
インテルは次戦、15日のヨーロッパリーグ・グループステージ第1節でハポエル・ベア・シェヴァ(イスラエル)と対戦。セリエAの次節は18日、王者ユヴェントスとのホームゲームを控えている。一方のペスカーラは17日、ラツィオとのアウェーゲームに臨む。
【得点者】
1-0 62分 ジャン・クリストフ・バエベック(ペスカーラ)
1-1 77分 マウロ・イカルディ(インテル)
1-2 90+1分 マウロ・イカルディ(インテル)
By サッカーキング編集部
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