ボナヴェントゥーラの先制ゴールを祝うミランの選手ら [写真]=Getty Images
セリエA第7節が2日に行われ、日本代表FW本田圭佑の所属するミランとサッスオーロが対戦した。本田はベンチスタートとなっている。
リーグ開幕から6試合で3勝1分け2敗の成績を残しているミラン。直近3試合では相手攻撃陣に得点を与えておらず、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを中心とした守備陣が機能している。今節は昨シーズンのリーグ戦で6位となったサッスオーロをホームに迎えた。先発には、チームトップスコアラーのコロンビア代表FWカルロス・バッカらが名を連ねている。
試合開始から9分、ミランが先制に成功する。マッティア・デ・シリオからの横パスを受けたジャコモ・ボナヴェントゥーラがピッチ中央をドリブルで持ち運ぶと、そのまま右足でミドルシュート。するとボールはDFに当たってコースが変わり、ネットを揺らした。
しかし直後の10分、サッスオーロは敵陣でボールを奪うと、ボールを持ったマッテオ・ポリターノがドリブルを仕掛けエリア内へ進入。最後はGKドンナルンマをかわし、右足でゴールへ流し込んだ。
勢いに乗るサッスオーロは23分、右サイドからのクロスボールにファーサイドでクラウド・アジャポンが反応。体ごとゴールへ押し込んだ。しかし主審はボールがアジャポンの手に当たったとし、ノーゴールの判定。得点は認められなかった。結局1-1でハーフタイムを迎える。
後半に入って54分、サッスオーロはショートコーナーからロレンツォ・ペッレグリーニがクロスを供給。これをエリア内でフリーとなったフランチェスコ・アチェルビが右足でボレーシュートを放ち、ゴール左下へ突き刺した。サッスオーロが逆転する。
さらに56分、サッスオーロはパス交換でエリア内へ進入したペッレグリーニがDFグスタボ・ゴメスをかわして左足のシュート。GKドンナルンマが反応するも防ぐことはできず、追加点を許した。
劣勢のミランは68分、ドリブル突破を図ったエムバイェ・ニアンがエリア内で倒されPKを獲得。このチャンスをバッカがしっかりと仕留め、1点差に詰めよる。
73分、ミランはCKのセカンドボールをマヌエル・ロカテッリが左足でダイレクトシュート。するとこれがゴール左上へ吸い込まれ、同点に追いついた。
その後もミランの勢いは止まらない。77分、ニアンが左サイドから弾道の高いクロスを上げると、エリア内へ走りこんだガブリエル・パレッタがヘディングシュート。GKアンドレア・コンシーリが反応するもボールはネットを揺らし、ミランがリードを奪った。
試合終盤は守備に人数をかけたミラン。最後までサッスオーロに同点ゴールを許さず、4-3で逃げ切った。ミランはこれでリーグ4勝目となっている。なお、本田の出場機会は無かった。
次節、ミランはアウェーでキエーヴォと、サッスオーロはホームでクロトーネと対戦する。
【得点者】
1-0 9分 ジャコモ・ボナヴェントゥーラ(ミラン)
1-1 10分 マッテオ・ポリターノ(サッスオーロ)
1-2 54分 フランチェスコ・アチェルビ(サッスオーロ)
1-3 56分 ロレンツォ・ペッレグリーニ(サッスオーロ)
2-3 69分 カルロス・バッカ(PK)(ミラン)
3-3 73分 マヌエル・ロカテッリ(ミラン)
4-3 77分 ガブリエル・パレッタ(ミラン)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト