ホームでクロトーネに勝利したインテル [写真]=Getty Images
セリエA第12節が6日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとクロトーネが対戦した。長友はベンチスタートとなっている。
先月30日に行われたリーグ第11節のサンプドリア戦で、0-1の完封負けを喫したインテル。すると、11月1日にフランク・デ・ブール監督の解任を決断し、今節はステファノ・ヴェッキ暫定指揮官のもと臨む初めてのリーグ戦となった。前節終了時点でリーグ最下位に沈むクロトーネとの一戦には、エースのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディらをスタメン起用。両サイドバックはイタリア人DFダニーロ・ダンブローシオと、イタリア代表DFダヴィデ・サントンが務めた。
試合開始6分、インテルはセンターサークル付近でボールを受けたバネガがエリア内までドリブル。最後は右足のシュートに持ち込むが、これはGKアレックス・コルダツが左足でセーブし、失点を阻止した。
20分、インテルにアクシデントが発生する。センターバックのアンドレア・ラノッキアが右足太ももを負傷し、ジェイソン・ムリージョとの交代を余儀なくされた。
それでも30分、インテルはCKをセカンドボールを拾ったアントニオ・カンドレーヴァが右足でミドルシュート。ボールはGKコルダツにセーブされるが、こぼれ球をダンブローシオが押し込んでネットを揺らした。しかしこれはオフサイドの判定。得点は認められなかった。結局前半に得点は生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎える。
後半に入って47分、インテルは右サイドでFKを獲得。キッカーを務めたバネガがクロスを上げ、エリア内のムリージョがヘディングで合わせるが、シュートはクロスバーの上へ外れた。
63分、インテルは再びFKを獲得し、バネガが直接ゴールを狙う。シュートは枠をとらえるが、GKコルダツが右手一本で防ぎ、チームを救った。
その後もインテルが圧倒的にボールを支配する展開。クロトーネ陣内でのプレーが続く。72分には右サイドからカンドレーヴァの上げたクロスが直接ゴール方向へ向かうが、GKコルダツが何とかボールをかきだし、失点を逃れた。
それでも84分、インテルがついにクロトーネの牙城を崩す。右サイドのイヴァン・ペリシッチがイカルディからロングパスを受け、広く空いたスペースをドリブルで運ぶ。そのままエリア内に進入し右足を振りぬくと、シュートはゴール左下へ突き刺さった。
さらにインテルは88分、エリア内でイカルディが倒されPKを獲得。これをイカルディ自らしっかりと決め、スコアを2-0とした。
後半アディショナルタイム3分にもイカルディがボレーシュートを決めたインテル。最下位クロトーネ相手にホームで苦戦したが、終わってみれば3-0で勝利を手にした。なお、長友は出場しなかった。
次節、インテルは日本代表MF本田圭佑が所属するミランとの“ミラノ・ダービー”へ臨む。クロトーネはホームでトリノと対戦予定だ。
【得点者】
1-0 84分 イヴァン・ペリシッチ(インテル)
2-0 88分 マウロ・イカルディ(PK)(インテル)
3-0 90+3分 マウロ・イカルディ(インテル)
By サッカーキング編集部
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