2得点を挙げたラパドゥーラ(中央) [写真]=Getty Images
セリエA第14節が26日に行われ、エンポリと日本代表MF本田圭佑が所属するミランが対戦した。本田はベンチスタートとなった。
ミランは前節の“ミラノ・ダービー”で終盤までリードしながらも、最後に追いつかれてドローに持ち込まれた。ただ、2位ローマがアタランタに敗れたため、勝ち点26で並んだ。首位ユヴェントスに離されないためにも、今節は勝ち点3が求められる。この日はFWカルロス・バッカが負傷欠場。FWエムバイェ・ニアンもベンチスタートとなり、前線はFWスソ、FWジャンルカ・ラパドゥーラ、MFジャコモ・ボナヴェントゥーラが並んだ。
開始から積極的に出たのはエンポリ。3分、ラデ・クルニッチがマッティア・デ・シリオのパスをカットして中央へ折り返す。走り込んだマッシモ・マッカローネがダイレクトシュートを狙ったが、ミスキックとなり枠の右へ外れてしまった。6分、アサヌ・ディウセ、ダニエレ・クローチェとつなぎ、最後はリッカルド・サポナーラがシュートを放ったが、ここはGKジャンルイジ・ドンナルンマに防がれた。
10分、ミランにアクシデントが発生する。今シーズン初先発のマティアス・フェルナンデスが負傷交代し、ユライ・クツカが代わって入った。すると15分、ミランはクツカが右サイドでボールを奪うと、スソへつなぐ。スソがマイナスのクロスを入れると、ラパドゥーラがダイレクトでゴール左下に決め、ミランが先制に成功した。
しかし、直後の17分にエンポリが反撃。ギド・マリルンゴがアーリークロスを入れると、GKドンナルンマが懸命に飛び出てパンチングでカットする。しかし、このボールを拾ったサポナーラが無人のゴールに決め、すぐさま同点に追いついた。前半はこのまま1-1でハーフタイムを迎える。
スコアが動いたのは61分。ミランが右サイドから崩すと、イニャツィオ・アバーテの折り返しをスソがゴール左下に決め、ミランが逆転に成功。スソは3試合連続ゴールとなった。勝ち越したことで流れは一気にミランへと向かう。64分、左サイドを突破したボナヴェントゥーラがエリア内左からマイナスの折り返し。これがアンドレア・コスタのオウンゴールを誘いミランが追加点を奪った。
完全にミランのペースとなると、77分にはスソからのパスに抜け出したラパドゥーラが切り返しで相手DFをかわし、左足を振り抜いてこの試合2点目を奪った。このままミランが4-1でエンポリに快勝。首位ユヴェントスに暫定で4差まで迫った。なお、本田は4試合連続で出場機会が訪れなかった。
次節、エンポリは敵地でサッスオーロと、ミランはホームでクロトーネと対戦する。
【得点者】
0-1 15分 ジャンルカ・ラパドゥーラ(ミラン)
1-1 17分 リッカルド・サポナーラ(エンポリ)
1-2 61分 スソ(ミラン)
1-3 64分 オウンゴール(アンドレア・コスタ)(ミラン)
1-4 77分 ラパドゥーラ(ミラン)
By サッカーキング編集部
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