バッカの今冬復帰はなし？　セビージャ指揮官「ミランが手放すわけがない」

　セビージャのホルヘ・サンパオリ監督が、ここに来てまことしやかに囁かれているミランに所属するコロンビア代表FWカルロス・バッカの冬の移籍市場での復帰についてコメントした。

　20日に行われたインテルとのダービーでの負傷により戦列を離れたバッカは、26日には古巣セビージャの本拠地サンチェス・ピスフアンでリーガ・エスパニョーラ第13節のバレンシア戦を観戦すると、28日にも練習場を訪れて元チームメイトとの時間を楽しんだ。

　しかし、セビージャがホームでバレンシアと試合を行っていた時、ミランはアウェーでエンポリと対戦していたことから、バッカは“ミラニスタ”の反感を買っただけではなく、古巣への復帰を画策しているとの噂が流れている。また、セビージャもセンターフォワードの補強を目指していることから、一昨シーズンまで在籍したバッカの獲得に向かうとも報じられている。

　だが、29日に行われた会見でこの話題について質問されたサンパオリ監督は、かつてのエースストライカーの獲得を希望しながらも、現実的には難しいとの見解を示した。

「バッカはこのクラブにとって特別な選手であり、我々テクニカルスタッフも非常に高い評価をしている。しかし、彼は他のチームでプレーしている選手であり、世の中には可能な事もあれば不可能な事もあるのを認識しなければならない。彼が復帰してくれれば最高だが、あれほど重要な選手をミランが手放すわけがないだろう」