本田のFKから決勝点を決めたラパドゥーラ [写真]=Getty Images
セリエA第15節が4日に行われ、日本代表MF本田圭佑が所属するミランとクロトーネが対戦した。本田は5試合連続のベンチスタートとなった。
前節、エンポリと対戦したミランはFWカルロス・バッカの代役であるFWジャンルカ・ラパドゥーラの2得点などにより、4-1で快勝を収めた。これで2位ローマと同勝ち点につけている。今節は19位の昇格組・クロトーネと対戦。しっかりと勝ち点3を掴みたいところだ。
試合を支配するミランに対し、クロトーネは前線からの守備でチャンスを作る。8分、高い位置でボールを奪うと、 レオナルド・カペッツィがドリブルから左足シュートを放ったが、ここは枠の上に外れてしまった。
続く26分、左サイドのアドリアン・ストイアンがアーリークロスを入れると、エリア内に入っていたマルクス・ローデンがこれを受ける。ローデンはマッティア・デ・シリオからファウル気味のチャージを受けたが、なんとかキープして左へパス。最後はディエゴ・ファルチネッリが左足で蹴り込み、クロトーネが先制に成功した。
先制されたミランは徐々にシュートシーンを増やしていく。40分にはロングボールに抜け出したニアンがフリーでシュートを放ったが、ここはDFにブロックされてCKとなる。直後の41分、スソが左足でクロスを入れると、ニアのガブリエル・パレッタがすらしたボールを、ゴール前に走り込んだマリオ・パシャリッチが頭で合わせて同点に追いついた。前半はこのまま1-1で終了する。
後半立ち上がりの51分、エリア内でボールを持ったラパドゥーラがロレンツォ・クリセティグに倒されてPKを獲得する。キッカーのニアンがゴール左を狙ったが、ややコースが甘くGKアレックス・コルダツが読み切ってセーブした。
ミランは73分にホセ・ソサを下げ、ルイス・アドリアーノを投入した。さらに81分、ニアンを下げて本田を投入した。本田は10月25日のジェノア戦以来約1カ月ぶりの出場となった。
すると86分、ミランが左サイドでFKを獲得。本田がクロスを上げると、相手DFのクリアミスを拾ったラパドゥーラがこれを押し込み、ミランが逆転に成功した。ラパドゥーラは2試合連続ゴールとなった。このまま2-1でミランがクロトーネを下し、連勝を飾っている。本田は81分から途中出場した。
次節、ミランは敵地でローマと、クロトーネはホームでペスカーラと対戦する。
【得点者】
0-1 26分 ディエゴ・ファルチネッリ(クロトーネ)
1-1 41分 マリオ・パシャリッチ(ミラン)
2-1 86分 ジャンルカ・ラパドゥーラ(ミラン)
By サッカーキング編集部
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