カンドレーヴァ(中央手前)の決勝点を喜ぶインテルイレブン [写真]=Inter via Getty Images
コッパ・イタリア5回戦が17日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとボローニャが対戦した。
昨年12月に入ってから復調し、現在公式戦6連勝中のインテル。先発にはブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザや元アルゼンチン代表FWロドリゴ・パラシオらを起用した。一方で、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディやイタリア代表FWアントニオ・カンドレーヴァなど主力の一部を温存。長友もベンチスタートとなった。
試合は34分、ホームのインテルが先制に成功。右サイドのコーナーフラッグ付近で獲得したフリーキックからのクロスを、エリア内中央でジェイソン・ムリージョが右足オーバーヘッドで合わせる。ボールは鮮やかにゴール左に決まった。
さらに直後の39分、インテルは右サイドのジョアン・マリオがゴール前にスルーパス。これに反応したパラシオがエリア内で落ち着いてトラップすると、GKの位置を確認してゴール左に流し込んだ。
2点を追うボローニャは43分、14番がスルーパスで右サイドを抜け出す。エリア内にドリブルで仕掛けながら、中央へラストパス。ブレリム・ジェマイリが反転しながら右足でシュートを放つと、ボールは相手DFに当たってコースが変わり、ゴール左に吸い込まれた。前半はインテル1点リードで折り返す。
後半に入ってインテルは前線の選手を交代する。71分、ガブリエウとパラシオを下げて、カンドレーヴァとイカルディを投入した。
73分、ボローニャが試合を振り出しに戻す。左サイドからのクロスにファーサイドに走り込んだゴッドフレッド・ドンサーが頭で合わせる。GKファン・パブロ・カリーソは一歩も動けず、ゴール右に突き刺さった。試合はこのまま後半を終え、延長戦に突入した。
延長前半アディショナルタイム1分、インテルが再びリードを奪う。エリア内右にスルーパスで抜け出したイカルディが右足で折り返す。ファーサイドに流れたボールを拾ったカンドレーヴァが左足を振り抜くと、ボールは相手DFに当たってゴール左に吸い込まれた。
試合はこのまま終了し、インテルが3-2で勝利。2点リードを追いつかれる苦しい展開だったが、ベスト8進出を決めた。なお、長友に出場機会はなかった。
次戦は22日に行われるセリエA第21節、インテルは敵地でパレルモと、ボローニャはホームでトリノと対戦する。
【得点者】
1-0 34分 ジェイソン・ムリージョ(インテル)
2-0 39分 ロドリゴ・パラシオ(インテル)
2-1 43分 ブレリム・ジェマイリ(ボローニャ)
2-2 73分 ゴッドフレッド・ドンサー(ボローニャ)
3-2 105+1分 アントニオ・カンドレーヴァ(インテル)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト