公式戦7試合ぶりのフル出場を果たした長友佑都 [写真]=Inter/Inter via Getty Images
セリエA第22節が28日に行われ、日本代表DF長友佑都所属のインテルはペスカーラに3-0と快勝した。公式戦7試合ぶりにフル出場を果たした長友が、試合後の取材に応じた。
2016年12月21日のリーグ戦第18節ラツィオ戦以来の出場となった長友は、「(前節にクリスティアン)アンサルディが退場になり、僕か(ダヴィデ)サントンが出るというところだったんですけど、しっかりと練習できていました」と、万全の準備をして臨んだと話した。
続けて、「失点を0に抑えましたし、そこまで危険なシーンというのは作らせなかった。全体としてはよかったと思います」と公式戦9連勝を達成したチームのパフォーマンスを振り返った長友は、自身のプレーにも満足感を示す。
「後ろで余るという守備は監督があまり好きじゃないので、後ろが2対1の状況を作れているのであれば、サイドバックはどんどん前に上がって行けという戦術です。高い位置で行ける時はどんどん行っていいということを求められているので、いいプレスからチャンスを作れたと思います」
一方、チームが好調のなかでなかなか出場機会が与えられていなかった状況については、「正直モチベーションも何も変わらなくて。(試合に)出ている時も出ていない時も、変わらずいいトレーニングがずっとできていたので。このサッカー人生でいろいろな経験をさせてもらっているから、ブレなくはなっていますよね、全く」と、これまで通りひたむきにトレーニングに臨んでいたと主張。ステファノ・ピオリ監督との関係も問題はないようで、「素晴らしい監督ですよ。何の疑問もないですね。自分自身が出れないというのは、完全に自分の実力なので。監督のメンタルコントロールは抜群だと思います。だから試合に出ていない選手で文句を言う選手は一人もいないです。これが本当のチームだなというのを感じていますよ」と称賛している。
そのうえで、今後レギュラーポジションを奪うために必要なことを問われると、「課題はですね、ありすぎて…言い始めると一日かかるくらいあるのでね。ここで一つっていうのは言えないです。僕にはやるべきことが多すぎますよ」と、まだまだ改善すべき点が多いと述べた。
多くの課題があると話した長友だが、試合翌日の29日には、すでに婚約を発表していた女優・平愛梨さんと正式に入籍する。「独身最後の試合に勝利できたのでとにかくそれがうれしいのと、これから守るべき人が増えて家族ができるので、より一層、頑張らないといけないなと思います」と心機一転、今後の奮闘を誓った。
インテルは31日にコッパ・イタリア準々決勝でラツィオと対戦。そして2月5日にはセリエA第23節でユヴェントスとの“イタリア・ダービー”に臨む。
By サッカーキング編集部
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