PKを決めるムリエル [写真]=Getty Images
セリエA第23節が5日に行われ、日本代表MF本田圭佑が所属するミランとサンプドリアが対戦した。本田は12試合連続のベンチスタートとなった。
前節、ウディネーゼに敗れて今シーズン2度目の連敗を喫したミラン。上位争いに踏みとどまるためにもこれ以上の連敗は許されないため、ホームで勝ち点3が求められる。しかし、DFルカ・アントネッリ、DFマッティア・デ・シリオ、MFジャコモ・ボナヴェントゥーラらが相次いで負傷し、厳しいメンバー構成を強いられている。この日はDFクリスティアン・サパタが今シーズンのリーグ戦初出場を飾ったほか、新加入のMFジェラール・デウロフェウが初めてスタメンに名を連ねた。
ミランは右サイドから積極的に仕掛ける場面が続く。23分にはスソからパスを受けたアンドレア・ベルトラッチがミドルシュートを放ったが、ここはGKエミリアーノ・ヴィヴィアーノが横っ飛びで防いだ。
しかし、25分にミランはパスミスからピンチを迎える。デウロフェウのロングパスをカットされると、最後はカロル・リネッティにシュートまで持ち込まれたが、GKジャンルイジ・ドンナルンマがビッグセーブでしのいだ。その後もミランがペースを握ったが、得点することができずにスコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半もミランがチャンスを作ったが、70分にピンチを迎える。ガブリエル・パレッタがエリア内でファビオ・クアリアレッラを倒してしまい、サンプドリアにPKが与えられる。これをルイス・ムリエルが冷静にゴール右下に決め、サンプドリアが先制に成功した。
ホームでリードを許したミランは、72分にカルロス・バッカとマリオ・パシャリッチを下げ、イニャツィオ・アバーテとジャンルカ・ラパドゥーラを投入した。さらに79分にベルトラッチを下げて新加入のルーカス・オカンポスを投入した。
すると88分、スソからスルーパスを受けたラパドゥーラがエリア内右でシュートを放ったが、ここはヴィヴィアーノに防がれてしまう。こぼれ球をアバーテが押し込みにかかったが、ここも決めきれなかった。チャンスを逃したミランは90分にホセ・ソサが二枚目のイエローカードを受けて退場してしまう。10人となったミランはこのまま追いつくことができず、リーグ戦3連敗を喫した。なお、本田はリーグ戦6試合連続で出番がなかった。
ミランは8日に未消化分の第18節ボローニャ戦を敵地で、サンプドリアは第24節でホームにボローニャを迎える。
【得点者】
0-1 70分 ルイス・ムリエル(PK)(サンプドリア)
By サッカーキング編集部
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