ゼマン監督(右)の初陣で、ペスカーラが圧勝した [写真]=NurPhoto via Getty Images
19日に行われたセリエA第25節で、最下位に沈むペスカーラがホームでジェノアに5-0と圧勝した。
ペスカーラは今月14日、マッシモ・オッド前監督を解任。昨年8月28日のセリエA第2節でサッスオーロを破ってから公式戦23試合で勝利から遠ざかり、セリエAでは第24節終了時点で1勝6分け17敗の勝ち点「9」で最下位に沈んでいた。
しかし今節、就任後間もないズデネク・ゼマン監督の下でホームゲームに臨むと、過去24試合で12ゴールを挙げるにとどまっていた攻撃陣が爆発。5ゴールを挙げ、5-0と圧勝した。
初陣を勝利で飾ったゼマン監督は試合後、『Sky』のインタビューで「私は年寄りだと言われているが、若いと感じている。3回のトレーニングを行った。これは明らかに少ない回数であるが、基礎的なことを2、3つ正しく述べたんだ。私は少し、基本を叩き込んだだけだ。あとは選手の功績によるものだ。チームに感謝しなければならない。というのも勝利するために全てを出してくれたからだ。これからも今日のように戦わなければならない。心理的に大きな勝利で、落ち着いてトレーニングできる」と大勝を飾った一戦を振り返った。
「残留が決まってもタバコをやめることはない。まだ、タバコを時々吸いたいね。多くのペスカーラのファンからは“裏切り者”だと思われている。(2011-12シーズンのセリエBでペスカーラを昇格に導いた後に)ローマの指揮官に就任したからだ。しかし、断ることなど不可能なオファーだった。今はペスカーラに手を貸すためにここにいる。(セリエA)残留は我々次第ではなく、(残留圏内17位の)エンポリの結果によるもの。もし、エンポリが全ての試合に敗れるなら、希望はある」
ペスカーラはセリエA第25節を終え、勝ち点「12」で依然として最下位。18位パレルモと2ポイント差、19位クロトーネとは1ポイント差に迫ったが、残留圏内の17位エンポリには10ポイント差をつけられており、厳しい戦いは続く。
By サッカーキング編集部
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