自身の進路について語ったスパレッティ監督 [写真]=Photo by Luciano Rossi/AS Roma via Getty Images
セリエA第28節が12日に行われ、ローマは敵地でパレルモと対戦した。
ローマは22分にイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィのゴールで幸先よく先制すると、後半に入っても攻撃の手を緩めず、76分にはボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコ、さらにアディショナルタイムにもブラジル人DFブルーノ・ペレスが得点し、3-0の完封勝利を収めた。
1日のコッパ・イタリア準決勝ファーストレグではラツィオとの”ローマ・ダービー”で0-2、4日のセリエA第27節では3位につけるナポリに1-2、そして9日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦ファーストレグではリヨンに2-4と、公式戦で3連敗を喫していたローマにとっては嬉しい勝利。しかしチームを率いるルチアーノ・スパレッティ監督は、この結果を受けても決して安堵することはないようだ。
昨年1月、解任されたリュディ・ガルシア前監督に代わり、1年半の契約で指揮官に就任したスパレッティ監督。首位ユヴェントスとの勝ち点8差の2位につけているが、チームを優勝に導けない限り、契約を延長するつもりはないと語った。「もしあと2試合負けたら、もうこのチームにはいられないだろう。今日のパレルモ戦まで負け続けていた。そんな状態で契約延長の話が出るわけはない」。また「サッカー界はすぐに状況が変わる」としながらも、「ローマは何より結果が求められるクラブ。現時点で私が解任させられても何ら不思議はないし、契約を更新しないことでチームのためになれるとも感じる」と、自身の進退を冷静に見極めた。
現地ではユヴェントスの指揮官を今シーズン限りで退任すると報じられているマッシミリアーノ・アッレグリ監督に代わり、新監督に就任するという見方も強まっており、今後の去就に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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