セリエA第30節が2日に行われ、ナポリとユヴェントスが対戦した。
3位ナポリが首位ユヴェントスをホームに迎えての一戦。ライバル同士の対戦ということに加え、昨夏にナポリからユヴェントスへ移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが初めて古巣の本拠地でプレーするということもあり、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。
だが、ユヴェントスが早い時間に敵地の大観衆を黙らせる。7分、相手陣内をドリブルで持ち上がったサミ・ケディラがミラレム・ピアニッチとのワンツーでペナルティエリア内左に侵入し、右足ダイレクトでシュートを放つ。これがGKの手を弾いてゴール右下に決まり、スタジアムは静まり返った。
15分を過ぎると1点を追うナポリが敵陣に押し込む時間が続く。20分、高い位置でボールを奪ったアランが中央へ折り返し、ドリース・メルテンスが胸で落とす。最後はマレク・ハムシクが右足で狙ったが、DFに当たったボールは枠の左へ逸れた。
攻め続けるナポリは34分、エリア手前中央でパスを受けたメルテンスがDFをかわして左足でシュート。しかしGKジャンルイジ・ブッフォンの正面を突いた。40分にはドリブルを仕掛けたロレンツォ・インシーニェがエリア内左から右足でファーサイドを狙ったが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。
このままユヴェントスの1点リードでハーフタイムを迎える。
後半に入り56分、ナポリはハムシクから横パスを受けたメルテンスが右足でミドルシュート。GKが弾いたところをホセ・カジェホンが押し込んだが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
ナポリの猛攻が実ったのは60分。ハムシクがメルテンスとのパス交換で最終ラインの裏を取ると、右足のシュートをゴール右上に突き刺し、試合を振り出しに戻した。
勝ち越しを目指すユヴェントスは80分、クラウディオ・マルキージオに代えて負傷明けのパウロ・ディバラを投入する。しかし、ナポリの積極的なプレスに苦しみなかなかチャンスを作ることができない。一方のナポリは逆転を狙って攻め続けたが、最後まで2点目を奪うことはできず、試合はこのままタイムアップ。上位対決は1-1の引き分けに終わった。
両者は5日にコッパ・イタリア準決勝セカンドレグで再び激突(ファーストレグは3-1でユヴェントスが勝利)。その後、ナポリは9日にアウェイでラツィオと、ユヴェントスは8日にホームでキエーヴォと対戦する。
By サッカーキング編集部
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