クラブ売却を決めたベルルスコーニ名誉会長 [写真]=NurPhoto/Getty Images
ミランの黄金時代を築き上げた元ミラン指揮官、アッリーゴ・サッキ氏が13日、中国資本への売却を完了したミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が落胆していることを伝えた。
売却が発表された直後、サッキ氏は、イタリア・メディア『メディアセット』のスタディオで、「1時間前にベルルスコーニ名誉会長に電話をした。譲渡に『とても落胆している、心が痛む』と私に言った。彼は大金を費やした。それはいつも情熱を持ってのことだった。彼は勝利だけを考えず、計画と断固とした夢を持って勝利を追い求めた」と漏らすと「私も心が痛んでいる。ベルルスコーニ名誉会長と(アドリアーノ・)ガッリアーニ副会長とは常に連絡を取っていた。ベルルスコーニ名誉会長は、リーグのレベルとプレーの質を上げ、イタリア・サッカー界のまさに主役だった。彼がサッカー界に足を踏み入れたとき、イタリア代表は、ワールドカップで3位、2位に入った。そして、ミランは、あらゆる時代の最高のチームとみなされた。ベルルスコーニ名誉会長とガッリアーニ副会長にとっては、大きな痛みではあるが、時間と共に、痛みはなくなるだろう。なぜなら彼らはとても賢い人物で、あらゆることがどのように結末するのか分かっている」と話し、自身の落胆していることを明かした。
また「サポーターのガッリアーニ副会長への扱いは残念でならない。彼は偉大な幹部で世界中からリスペクトされている。その頭の良さで人々から慕われ、多くの人から敬意を表されている。若いサポーターが批判しているが、私のところには、大人よりも若者から称賛の声が届いている」と話し、ガッリアーニ副会長に対する扱いに対して強い不満を見せている。
By サッカーキング編集部
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