“ミランの至宝”と評されるドンナルンマ [写真]=Getty Images
ミランのスポーツディレクターに就任したマッシミリアーノ・ミラベッリ氏が、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの残留を希望していることを明かした。イタリア紙『トゥットスポルト』が23日に報じている。
ミランは13日、親会社であるフィニンヴェストが保有する株式99.93パーセントを、ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルグ社に売却したと発表。同社は中国人のリー・ヨンホン氏がオーナーを務めている企業だが、ヨンホン氏は現場にあまり口出しをせず、新CEOのマルコ・ファッソーネ氏と新スポーツディレクターのマッシミリアーノ・ミラベッリ氏に一任しているようだ。
昨年まではインテルに携わり、ミランのスポーツディレクターに就任したばかりのミラベッリ氏は、契約延長交渉が難航しているドンナルンマについて残留を切望しているという。現在18歳のドンナルンマはミランの下部組織で育った“生え抜き”で、2015年10月に「16歳242日」でセリエAデビューを飾った逸材。今シーズンのリーグ戦でもここまで全試合に出場している。
同選手の契約期間は来年の6月末までとなっているが、いまだ新契約締結には至っておらず、ユヴェントスやマンチェスター・C、バルセロナなどの強豪が獲得に興味を示していると噂されてきた。
ミラベッリ氏は「ドンナルンマがこのクラブの歴史を築けるようにと願っている。今は(ヴィンチェンツィオ)モンテッラ監督と全てを分かち合っているところだ。この2人の契約延長はとても重要なものだ」とコメント。ドンナルンマだけでなく、モンテッラ監督の続投も願っていることを明かした。
「口を動かすよりも、まずは行動することが重要。毎シーズン、チャンピオンズリーグに出場できるようにしなければならない。ただ、とにかく今は、シーズン終盤の戦いに集中すること。(4位、5位になって)ヨーロッパリーグの出場権を獲得することが必要だ」と抱負を語っている。
ミランはセリエA第33節終了時点で勝ち点58の6位につけ、次節はアウェイで18位のクロトーネと対戦する。
By サッカーキング編集部
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