ゴールを喜ぶラツィオの選手たち [写真]=Getty Images
セリエA第34節が30日に行われ、ローマとラツィオが対戦した。
2位ローマと4位ラツィオが激突する“ローマ・ダービー”。首位ユヴェントスが今節の試合で引き分けたため、ローマは勝てば6ポイント差に詰め寄るチャンスである一方、敗れれば逆転優勝が遠のいてしまう大事な一戦。対するラツィオも3位ナポリとの勝ち点差が6と、チャンピオンズリーグ出場圏内に望みを繋いでおり、負けられない状況だ。
試合は立ち上がりにローマがチャンスを作ったが、先手を取ったのはラツィオだった。12分、ペナルティエリア手前右でパスを受けたケイタ・バルデ・ディアオがDFをかわして左足一閃。このシュートがゴール右下に決まった。
先制されたローマは45分、ケヴィン・ストロートマンがエリア内で倒されてPKを獲得。これをダニエレ・デ・ロッシが落ち着いて決め、前半のうちに同点とした。
後半も先にチャンスを作ったのはローマ。48分、モハメド・サラーが個人技で右サイドを破り、グラウンダーのクロスを供給。中央に走り込んだエディン・ジェコが右足ダイレクトで合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。
すると直後の50分、ラツィオは左からのクロスが流れたボールにエリア外右のドゥシャン・バスタが反応。ワントラップから左足でシュートを放つと、DFに当たってコースが変わったシュートが左ポストをかすめてネットを揺らし、勝ち越しゴールとなった。
追いかけるローマは73分にデ・ロッシとの交代でフランチェスコ・トッティを投入したが、なかなか決定機を作ることができないまま時間が経過。逆に、終盤の85分にはカウンターからケイタがこの日2点目を決めてラツィオがリードを広げた。
試合はこのまま3-1でタイムアップを迎え、ラツィオが“ローマ・ダービー”に快勝。敗れたローマは逆転優勝が遠のく痛恨の敗戦となった。
次節、ローマは5月7日にアウェイで日本代表FW本田圭佑所属のミランと、ラツィオは同日にホームでサンプドリアと対戦する。
【得点者】
0-1 12分 ケイタ・バルデ・ディアオ(ラツィオ)
1-1 45分 ダニエレ・デ・ロッシ(PK)(ローマ)
1-2 50分 ドゥシャン・バスタ(ラツィオ)
1-3 85分 ケイタ・バルデ・ディアオ(ラツィオ)
By サッカーキング編集部
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