長きにわたりミランのトップを務めたベルルスコーニ氏 [写真]=Getty Images
ミランの元名誉会長シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が、チャンピオンズリーグ決勝でユヴェントスを応援することを明かした。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が30日に報じている。
ミランは4月、親会社であるフィニンヴェストが保有する株式99.93パーセントを、ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルグ社に売却したと発表。同社は中国人のリー・ヨンホン氏がオーナーを務めている企業で、この売却によって、30年以上に及んだ“ベルルスコーニ・ミラン”の歴史に終止符が打たれることとなった。
名誉会長の座を退いたベルルスコーニ氏はかつて、リーグの覇権にしのぎを削ってきたライバルのインテルを声援したこともあったと明かした。
「私の父の古い教育もあって、私は、彼らがミラン以外と試合をする時にはインテルを常に応援した」と語ると「誰かしらを不快な気持ちにしてしまうかもしれないが、私は同じようにレアル・マドリードと対戦するユヴェントスを応援する。フォルツァ・ユーヴェ(がんばれ、ユーヴェ)!」と言明。イタリア・ファーストの考えであることを明言している。
また、ミラン売却については「まだとても強い痛みがある」と語り、まだ愛したミランを手放したことを自分自身の中で消化し切れていないと語った。ミランは今シーズンを6位で終え、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得している。
By サッカーキング編集部
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