移籍が噂されるエンゾンジ(左)、ビトーロ(右) [写真]=Getty Images
セビージャは移籍が噂されるスペイン代表MFビトーロ、フランス人MFスティーヴン・エンゾンジについて、契約解除金満額のオファー以外は受け付けないようだ。スペイン紙『マルカ』が11日に報じた。
エンゾンジは今年の1月に契約を2020年まで延長したばかりだが、同紙によるとユヴェントスが獲得を狙っているという。しかしセビージャは4000万ユーロ(約50億円)の契約解除金を満たしたオファー以外には耳を貸すつもりはないようだ。
ビトーロに関しても同額の契約解除金が設定されており、それ以下の額での交渉は受けつけない姿勢だ。しかしクラブはビトーロをチームの中心選手とみなしており、残留の優先順位はエンゾンジより高い。満額のオファーが届いたとしても、残留に向けて説得を続ける構えだという。
ビトーロはアトレティコ・マドリードからの関心が高いとされていたが、18歳以下の選手の獲得と登録に関する規定違反により、移籍市場における活動禁止処分が決まったため、撤退が濃厚だ。
バルセロナもビトーロの両サイドで幅広くプレーできる万能性を高く評価しており、今夏の獲得を目指しているが、高額な移籍金がネックとなっているようだ。
マンチェスター・Cもビトーロ獲得を狙うチームの1つ。サイドアタッカーを務めていたスペイン人MFヘスス・ナバスが退団しており、補強が必要なポジションでもある。また資金も潤沢であり、ビトーロ引き抜きは十分に考えられる。
エンゾンジは今シーズンのリーグ戦に35試合出場、ビトーロは30試合に出場しており、チームの主力として活躍していた。
By サッカーキング編集部
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