移籍先が慌ただしくなっているマノラス [写真]=Getty Images
チェルシーは今夏の移籍市場で新しいDF獲得を望んでおり、ギリシャ代表DFコスタス・マノラスに白羽の矢がたった。イギリス紙『テレグラフ』が28日付けで報じた。
ローマは先日、マノラス移籍に関して2600万ポンド(約37億円)でゼニトと合意に至ったと報じられたが、そこに待ったをかけたのがチェルシー。U-21オランダ代表DFネイサン・アケがボーンマスへ再びレンタルとして放出することを見込んで、マノラスの“横取り”を画策しているという。
チェルシーはまだローマと直接連絡をとってはいないが、マノラスのロシア行きが決まる前に同選手を獲得することができると踏んでいるようだ。アントニオ・コンテ監督はオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに加えイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチへの関心が報じられていたが、交渉が熾烈を極めているようでマノラスをターゲットの一人として補強リストへ加えたという。
同メディアは、ファン・ダイクは今夏の人気銘柄として競合相手が多い。ゆえに獲得には7000万ポンド(約101億円)が必要とも囁かれ、チェルシーは同選手にそれだけの価値を見出せないとした。また、コンテ監督は昨夏の移籍市場からボヌッチ獲得を熱望していたが、5000万ポンド(約72億円)もの高額な移籍金を要求され二の足を踏んでいるという。
チェルシーは2013年、当時トッテナムでメディカルチェックを済ませたブラジル代表MFウィリアンを、一転してチェルシー移籍にこぎつけた経緯も持つ。
マノラスは今シーズン公式戦45試合に出場、2アシストをマーク。セリエA2位フィニッシュの原動力となった。
By サッカーキング編集部
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