マンチェスター・Cのセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフが、ローマへの移籍に迫っていることが分かった。イギリスメディア『BBC』が報じている。
現在31歳のコラロフは2010年7月にラツィオから加入。これまでマンチェスター・Cで247試合に出場し、21得点31アシストを記録している。クラブとの契約は2018年の6月末までとなっているが、今夏は移籍の噂が浮上。インテルやベジクタシュ(トルコ)からの関心も噂されていた。
昨シーズンは公式戦40試合に出場して、1得点3アシストをマークしたコラロフだが、昨シーズンからマンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は同選手のパフォーマンスには満足がいっておらず、移籍を容認していると見られている。
同監督は「このクラブにいたいと思っていない人とともに働く気はない。彼はローマにいくという大きなチャンスが目の前にあるのだから」と、具体的なチーム名を出して指摘。「彼はこのクラブから出ていきたいと言っていると聞いた。彼の幸運を祈っているよ」とコメントした。
すでにマンチェスター・Cは、コラロフの代役としてモナコのフランス代表DFバンジャマン・メンディに獲得オファーを出していることが報じられているが、現時点では合意に至っていない。
一方コラロフの新天地として噂されるローマは、ポルトガル人DFマリオ・ルイをナポリにレンタル移籍で放出。さらに昨シーズン、左サイドバックのレギュラーを務めたイタリア代表DFエメルソン・パルミエリがセリエA最終節のジェノア戦で前十字靭帯断裂の大ケガを負ったため、今夏の補強が急務となっている。