ザザ父、今季絶好調の息子は「過度に批判されてきた」代表復帰にも期待

　バレンシアに所属するイタリア代表FWシモーネ・ザザの父アントニオ・ザザが、今シーズン絶好調の息子についてコメントした。26日付でイタリア紙『トゥットメルカート』が報じている。

　イタリアのラジオ局『TMW Radio』のインタビューに応えたアントニオは「シモーネは最近あまりにも過度に批判を受けてきたと思う。だけどスペインの地で彼は力を示すことができた。バレンシアに移籍したことは彼ができた最高の選択だったと思うよ。彼は誠実で公正だ。とても前向きな性格だから、彼のことを信頼してくれるクラブが必要だったんだ」と、今シーズンのリーガ・エスパニョーラで現在2位につけるチームの体制を称賛した。

　自身の不調からしばらく遠ざかっているシモーネのイタリア代表への復帰について問われると「とにかくバレンシアでできるだけのゴールを決めることが重要だ。シモーネはすべてのイタリア人プレーヤーのように代表入りを切望しているよ。私はすべての選択を尊敬する。彼はとても落ち着いている。たとえ、（招集の）電話がかかってこなかったとしてもリラックスできると思う。とにかく、今後何が起こるか見てみよう」と、息子の代表復帰に期待を示した。

　今夏の移籍市場でバレンシアに完全移籍したザザは、これまでリーグ戦9試合出場8ゴールを記録し、得点ランキングでバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの11ゴールに次いで2位に位置している。