6日、セリエCのグループBに所属するモデナの除名が発表された。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
同紙によると、モデナは数百万ユーロの負債を抱え、今夏に財政問題が明るみに出ていた。選手への給与が支払われない状況も続き、5日に予定されていたサンタルカンジェロ戦も試合が放棄され、今シーズンだけで4度も試合が放棄となっていた。このため、セリエCのパスクワーレ・マリーノ・スポーツ判事は、モデナの除名を決定することとなった。
モデナは、1912年創立の古豪。セリエAでも28シーズンプレーした歴史を持つ。2003-04シーズン以来セリエAでの戦いからは遠ざかり、その後はセリエBを主戦場とし低迷。同じモデナ県に本拠地を構えるサッスオーロの後塵を拝し、昨シーズンはセリエBで21位に終わって、セリエCに降格していた。10月2日にはサポーターが、クラブカラーの黄色と青に塗られた棺をかつぎ、市内を行進。“モデナの死”を悼む、葬儀が行われていた。