トリノ撃破のローマ、DFマノラスの先制弾は「アストーリに捧げる」

マノラス

先制ゴールを決めたマノラス [写真]=Getty Images

 セリエA第28節が9日に行われ、ローマはホームでトリノと対戦。前半はスコアレスで折り返すものの、後半に一挙3得点を奪って勝利した。先制点を決めたギリシャ代表DFコスタス・マノラスが、試合後に公式HPにコメントを残している。

 試合は56分、CKからの右サイドへ流れたボールに再びクロスを入れると、最後はマノラスが強烈なヘディングでネットを揺らしローマが先制に成功。さらに73分にはイタリア代表MFデ・ロッシがボレーで追加点を決めると、後半アディショナルタイム3分にはイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニがダメ押しとなる3点目を決めて試合終了。3-0とトリノを圧倒した。

 キックオフ前には、4日に急逝したイタリア代表DFダヴィデ・アストーリへ向けて黙とうが行われた。先制点を決めたマノラスは「ダヴィデにゴールを捧げるよ。彼は信じられないほどの男だったからね」とコメント。さらに「ニュースを聞いた後はとても悲しかったよ」と話しており、元チームメイトの突然の訃報に驚きを隠せなかったようだ。

 また、この試合を振り返ったマノラスは「今日は前半が悪かったが、ゴールの後にリラックスして素晴らしいサッカーを見せることができた」と、後半の戦い方を評価した。13日には、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ、シャフタール戦が行われる。ファーストレグを1-2で落としているため、同選手は「私たちは集中して、スマートに落ち着いて、知性と経験を駆使しなければならない」と逆転への意識を高く保っている。

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