名門パルマがセリエA昇格！　破産で4部再スタートから3年で復帰

　セリエBのパルマが来シーズンのセリエA復帰を決めた。

　首位エンポリが昇格を既に決めており、18日のセリエB（イタリア2部）最終節を前にパルマは自動昇格のできる2位フロジノーネと勝ち点2差の3位。昇格の可能性に懸け、スペツィアとの最終節へ臨んだ。

　フォッジャと対戦したフロジノーネが試合終了間際にゴールを許しドローに持ち込まれたが、パルマは敵地で勝利。勝ち点で並んだが、直接対決の成績により、パルマが順位をひっくり返し2位を確定して、自動昇格の権利を手に入れた。

　元日本代表の中田英寿氏やイタリア代表とユヴェントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンが所属したこともある古豪パルマは2015年に破産し、消滅。パルマ・カルチョ1913として、セリエD（イタリア4部）から再スタートを切っていた。その後、1年ごとに昇格を決め、今シーズンはセリエBで奮闘。最終節で劇的な昇格を見せ、見事3年連続昇格を達成し、セリエA復帰を果たした。

　なお、セリエBからセリエAに昇格できるのは3チーム。3位に転落したフロジノーネは、4位パレルモ、5位ヴェネツィア、6位バーリ、7位チッタデッラ、8位ペルージャとともにセリエA昇格を懸けてプレーオフを戦う。