2018-19シーズン開幕に向け、欧州主要リーグの各クラブはプレシーズンマッチで調整を続けている。今夏はワールドカップが開催された影響で主力選手不在のクラブが多いが、逆に若手選手にとっては格好のアピールチャンスとなっている。そんななか、イタリア王者ユヴェントスで大きなインパクトを残したのがU-20イタリア代表MFルカ・クレメンツァだ。
28日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのベンフィカ戦で後半途中からピッチに立ったクレメンツァは、セットプレーのキッカーを務めるなど存在感を発揮。そして迎えた84分、右サイドでボールを受けるとダブルタッチでDF2人をかわし、左足の鮮やかなシュートを叩き込んだ。
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1023391709152112642
現在21歳のクレメンツァはユヴェントスのプリマヴェーラ(下部組織)で育ち、2014-15シーズンからは10番を背負う。14-15シーズンはカンピオナート・プリマヴェーラ(リーグ戦)で25試合出場14ゴール、15-16シーズンはひざの負傷で離脱するまでに18試合出場6ゴールを記録。16-17シーズンはケガからの復帰以降キャプテンを務め、18試合出場12ゴールという成績を残した。
プロデビューを果たしたのは昨シーズン。セリエBのアスコリへレンタル移籍すると、トップ下や左右のウイング、セントラルミッドフィールダーとしてもプレーし、30試合出場2ゴールを記録した。
トップ下やウイングを主戦場とする左利きのアタッカーで、右からのカットインを得意としているそのプレースタイルはパウロ・ディバラを彷彿とさせる。今シーズンは経験を積むために他クラブへレンタル移籍する可能性も報じられているが、ユヴェントスの未来を担うスター候補であることは間違いない。