セリエAとブンデスリーガで今季から新たに10番を背負う選手を紹介 [写真]=Getty Images
9月2日、欧州主要リーグの夏の移籍市場が閉幕した。8月8日にクローズしたプレミアリーグを含めて、各クラブのスカッドが出そろったことになる。
そこで、今シーズンから新たに“背番号10”を着用する選手たちをピックアップ。今回は欧州4大リーグのうち、セリエAとブンデスリーガの新10番を一挙に紹介する。
<セリエA>
■ケヴィン・プリンス・ボアテング(フィオレンティーナ)
生年月日:1987年3月6日(32歳)
国籍:ガーナ/ドイツ
ポジション:FW
新オーナーの就任、フランク・リベリーの加入で注目を集めるフィオレンティーナ。再出発を図るクラブで背番号「10」を託されたのが、新戦力のボアテングだった。ミランでも10番を背負ったアタッカーは、ナポリとのセリエA開幕戦で途中出場を果たすと、わずか4分後に初ゴールを記録。試合に敗れはしたが、鮮烈なデビューを飾ってみせた。バルセロナで不発に終わった分、今シーズンは爆発の予感が漂う。
■エルナニ(パルマ)
生年月日:1994年3月27日(25歳)
国籍:ブラジル
ポジション:MF
セリエA復帰2シーズン目を迎えたパルマが新10番に指名したのは、今夏ゼニトから加入したエルナニだ。188センチという恵まれた体格と屈強なフィジカルを生かした守備を特長とするボランチで、ユヴェントスとのセリエA開幕戦でも抜群の存在感を放った。買い取り義務付きのレンタル移籍で、今シーズン終了後に600万ユーロ(約7億円)の移籍金が支払われるという。
■フィリップ・ジュリチッチ(サッスオーロ)
生年月日:1992年1月30日(27歳)
国籍:セルビア
ポジション:MF
母国セルビアを含め、欧州8カ国でのプレー歴を持つアタッカーがサッスオーロの新10番に指名された。加入1年目の昨シーズンは9番を背負ったものの、リーグ戦23試合に出場して2得点1アシストと結果が出ず。しかし今シーズンから、さらに重みのある背番号「10」を託された。過去には、ベンフィカ、マインツ、サンプドリアでも10番を着用。慣れ親しんだ番号で活躍なるか。
■イアゴ・ファルケ(トリノ)
生年月日:1990年1月4日(29歳)
国籍:スペイン
ポジション:FW
バルセロナの下部組織出身で、これまでにユヴェントス、トッテナム、ローマといった数々のビッグクラブのユニフォームを着用。しかし、行く先々で結果を残せず“未完の大器”との評判がついてまわった。転機が訪れたのはトリノに加入した2016年。「自分の居場所を見つけた」というクラブで2シーズン連続の二桁得点を記録し、今シーズンからついに10番を背負うこととなった。足首のケガで出遅れたが、“新10番”の出場をファンの誰もが待ち望んでいる。
■シナン・ギュミュシュ(ジェノア)
生年月日:1996年1月15日(23歳)
国籍:ドイツ
ポジション:FW
古豪ジェノアで背番号「10」を託されたのは、今シーズンがセリエA初挑戦となるギュミュシュだ。シュトゥットガルトの下部組織出身で、昨シーズンまでは5年間にわたってガラタサライでプレー。昨年2月には、日本代表DF長友佑都との“お辞儀パフォーマンス”を披露して話題となった選手でもある。9月4日現在、ジェノアでの公式戦デビューを果たしていないが、ボール支配にこだわるアンドレアッツォーリ新監督のもとでブレイクが期待される。
<ブンデスリーガ>
■フィリペ・コウチーニョ(バイエルン)
生年月日:1992年6月12日(27歳)
国籍:ブラジル
ポジション:MF
ブンデスリーガ初挑戦にして、名門バイエルンの新10番を背負うこととなったコウチーニョ。赤いユニフォームに背番号「10」と言えば、リヴァプール時代の彼を思い出すファンもいるかもしれない。前任者のアリエン・ロッベン氏も「非常に大きなポテンシャルをもった選手」と評価するなか、8月31日のマインツ戦でブンデスリーガ初出場。すっかりチームに馴染んでいるようで、チャンピオンズリーグの舞台でも活躍が望まれる。
■ケレム・デミルバイ(レヴァークーゼン)
生年月日:1992年6月12日(27歳)
国籍:ドイツ
ポジション:MF
レヴァークーゼンで新たに10番を背負うのは、ドイツ代表歴を持つデミルバイ。ドルトムントへ移籍した“前10番”のユリアン・ブラントに代わる即戦力として、今夏にホッフェンハイムからクラブ史上最高額となる2800万ユーロ(約33億円)で加入した。8月24日のブンデスリーガ第2節では、チームの先制点をアシスト。リーグ開幕2連勝に貢献するなど、まずまずのスタートを切っている。
■マルクス・テュラム(ボルシアMG)
生年月日:1997年8月6日(22歳)
国籍:フランス
ポジション:FW
父親は元フランス代表DFリリアン・テュラム氏。その父は守備職人として知られたが、マルクスは攻撃的なアタッカーとしてキャリアを築いている。昨シーズンは、ギャンガンで公式戦38試合出場13ゴール1アシストを記録。一躍ブレイクを果たすと、今夏のU-21欧州選手権では4試合に出場して、来年の東京五輪出場権を獲得した。伸び盛りの22歳を射止めたボルシアMGは、ドルトムントへ移籍したトルガン・アザールが背負っていた10番を託し、新シーズンに挑む。
■カウリ(パーダーボルン)
生年月日:1995年9月15日(23歳)
国籍:ブラジル
ポジション:MF
2年連続の昇格を実現し、2014-15シーズン以来のブンデスリーガ復帰を果たしたパーダーボルン。エースナンバーを背負うのは、これがブンデスリーガ初挑戦となるカウリだ。ブラジル出身ながら、キャリアの大半をドイツで過ごし、ケルン、デュイスブルクを経て今夏、パーダーボルンに加入した。8月31日の第3節では、ヴォルフスブルクを相手に1部初ゴールをマーク。チームに今シーズン初の勝ち点をもたらした。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia